「ラブドールを使うのは、人間の彼女がいない男性だけ」だ、と考えている人がほとんどではないでしょうか。
確かにラブドールは、あくまでもオナニーを補助するための道具として誕生し、使われてきました。
しかしラブドールの容姿や肌触りなど、すべてにおいてリアルになっていくにつれて、ラブドールに本気で恋をし、彼女として生活したり、結婚までしてしまったりする男性が急増中なのです!
彼らはいったいどのようにしてラブドールとの愛に目覚めたのか、その物語をご紹介します。
ラブドールは愛しい彼女!一緒に温泉旅行に出かけるほどのラブラブカップル!
最初はラブドールを使った写真撮影が目的だったのに、撮影の中でラブドールの魅力に目覚めて「彼女」として付き合いだした人がいます。
Hさん(47)は、風景写真を撮影する際、単純に風景だけを撮影するよりも、女性モデルがいた方が美しい写真を撮れると考えていました。
しかし撮影のタイミングに自由に時間の都合が合わせられ、しかもキレイな女性などなかなかいません。
そこでHさんが目を付けたのが、ラブドールでした。
最初はモデル事務所にモデルを派遣してもらうことも考えましたが、何度も撮影するとなるとモデルの出演料もとんでもない額になってしまいます。
その点、ラブドールであれば最初に購入費用はかかりますが、長い目で見ればモデルを依頼するより金額が抑えられるためです。
そんな軽い気持ちでラブドールの撮影を始めたHさんですが、彼がラブドールに恋するまでそれほど時間はかかりませんでした。
「夕方の湖畔で撮影しているとき、夕日に染まったラブドールがすごくキレイで、ドキッとしてしまったんです。もうそれからは完全に彼女として付き合っていますね」
Hさんは写真撮影のついでに、ラブドールと一緒に温泉旅行などにも出かけるそうです。
ただ温泉の成分でラブドールの肌が変色してしまう可能性があるので、一緒に温泉に入ることができないのが残念な点だとか……。
妻と娘と彼女のラブドールが同居!?セックスレスに陥った家庭の新たな共同生活の形!
Nさん(43)の家庭では、数年前から奥さんと娘さん、そしてNさんの彼女のラブドールが共同生活を送っています。
この一見奇妙な共同生活がスタートしたきっかけは、Nさんと奥さんがセックスレスに陥ってしまってからでした。
奥さんは娘さんを出産した後、セックスに対して関心を失ってしまい、Nさんが誘っても応えてくれることがなくなってしまったのです。
当時のNさんは、まだ男性として現役バリバリで、セックスできない寂しさに苦しい思いをしていたそうです。
そんなNさんが出会ったのが、ラブドールでした。
「もう、一目惚れです。ちょうど寂しい思いをしていたこともあって、妻にも相談せずに注文してしまいました」
突然家に届いたラブドールに、奥さんもびっくり。
最初はケンカにもなったそうですが、Nさんが寂しい思いをしていることを説明すると、納得してくれたそうです。
今では寝室もNさんとラブドール、奥さんと娘さんに完全に分かれていて、Nさんは何の気兼ねもなくラブドールとの夜を過ごせている、とのこと。
「妻のことが嫌いになったわけではないけれど、やっぱりまだセックスができる年齢なんだから、セックスがしたい気持ちもあります。そこで人間の彼女を作ってしまったら浮気になってしまうけれど、ラブドールなら浮気にはなりませんからね」
夫婦仲も悪くなく、夜の生活もラブドールのおかげで充実している、と言うNさん。
ただNさんには現在、一つだけ悩みがあるそうです。
「まだ娘が小さいので、ラブドールのことはよくわかっていないようなんですが、将来的にどう説明したらいいのかな、と。ずっと隠しておくわけにもいきませんしねぇ」
確かに娘さんに「お父さんのラブドールだよ」と紹介もできないでしょうし、難しい悩みですね……。
ラブドールの彼女を何人もそろえて自分だけのハーレムを作り上げた男性も!
何人もの女の子を集めたハーレムを作りたい、自分好みの女の子に囲まれた生活を送りたい。
そんな夢を持っている男性もいるのではないでしょうか。
しかし本物の女性をたくさん集めてハーレムを作るとなると、よほどの権力者でなければ難しいでしょう。
しかしラブドールであれば、少々お金はかかりますが、自分好みの女の子を集めてハーレムを作り上げることが可能となるのです!
Oさん(56)は、10年近くかけて集めた自分好みのラブドールばかり6体と、一軒家で生活しています。
「最初はこんなに集めるつもりは無かったんですけど、新しいラブドールを見ているとどうしてもほしくなってしまって。どんどん本物の女性に近くなっていくしね」
それでは古いラブドールは処分すればいい、と思うかもしれませんが、それはそれで「愛着があるので処分できない」そうです。
ラブドール本体と衣装などを含めれば、6体で数百万円は使っているというOさん。
しかしOさん本人はお金持ちというわけでもなく、自分の生活費や食事代を削ってラブドール生活の資金を捻出しているとのこと。
「趣味にはお金をガンガン使う人っているでしょ、それが僕の場合はラブドールだったってだけですよ」
6体もいれば十分のように思えますが、Oさんにはまだまだ足りないそうです。
「次は高機能AI搭載のラブドールを購入しようと思っています。最近は仕事以外で人と会話する機会もないので、家でも喋れる相手がいると嬉しいですからね」
Oさんのラブドール収集熱は、なかなか衰えることがないようですね。
なぜ人間の女性ではなくラブドールを彼女にする男性が増えているのか?
ラブドールを彼女として生活する男性が増えているのには、理由があります。
まずは女性とコミュニケーションを取るのが苦手でも、ラブドール相手ならば問題ない点。
人間の女性は自分の感情と意志を持った存在ですので、ときには意見が合わないこともあります。
男性が自分の意見をしっかりと言えないことによって、言い争いやケンカになることもあるでしょう。
その点、ラブドールが相手であれば、言い争いやケンカなどは起こりません。
続いてラブドールは浮気などして男性を裏切らない点。
実際に女性と付き合ったことがあっても、彼女が浮気したり、手酷いフラれ方をした男性は「もうあんな思いはしたくない」と、ラブドールに癒しを求めることがあります。
ラブドールは付き合っている男性を裏切って、浮気したりしませんからね!
またラブドールには生活費もかかりません。
一度購入してしまえば、あとは男性が彼女に着せたい服やアクセサリーなどを買ってあげるだけ。
さらにラブドールは、年を取って容姿が変わることもなく、いつまでも美しい姿を保ち続けてくれます。
このように考えれば、現実の女性と付き合うよりもラブドールを彼女にした方が楽しく生活できる、そう考える男性が増えても当然かもしれませんね。